生活を壊され、身包みを剥いでいく「追いはぎ」のようなもの
結婚相談所をしていて一番恐れている事、それは「会員さんにハズレをひかせること。」なんだけれど、私がお見合いし、デートする訳にいかないので巧みなお相手の場合は判断が非常に難しい。
性悪とはそういう生き物であって、私利私欲に塗れている。相手の親族全てを巻き込んで徹底的に地獄に落とす事も辞さない。自分が満たされるまでは。
頑張って築いてきた人生を木っ端微塵にさせる訳はいかないので、私としても出来るだけの事はしようと思う。
実際こんな話がある。
見た目はイマイチだった男性だけどすこぶる高学歴・高収入でした。
お勤め先も申し分なく、CAさん辺りのリア充が狙っていたそうだ。
実際色んな女性からアプローチがあったのだけれど、その中で従順そうで大人しい、余り男性経験がなさそうな太めの女性を彼は選んだ。
結婚後、その女性は豹変する。
DVは日常茶飯事、家の事は何も出来ない、一日中ゴロゴロしている牛だったらしい。
お金の事には目がなく、彼のサラリーを全て管理した。
お小遣いもスズメの涙ほどでランチに行く余裕もなかったそうだ。
痩せこけている彼を見て同僚は事情を聴いた。
同僚の勧めで弁護士を介し離婚する事が無事出来たという話。
大量の慰謝料を払わされたのは言うまでもない。
それでも彼は「早く離婚したかった。」と言っていた。
実はこの話、オチがある。それは↓を読んでいただくと分かる。
早めに紹介してみる。
結婚相談所で知り合ったなんて言わなくていい。
出来るだけ早い内に、自分以外の誰か、出来れば異性の友人にお相手と会ってもらう事をおススメしたい。
男女の脳が違う事は既にお分かりの通り、ですが異性を分かろうとすればするほど袋小路に入ってしまうのが婚活者です。
ホスト経験があり、それなりの成績を残しているならマシだけど、それでもフィールドは違う。
場所が違えば思考回路も違うので、多少異性慣れしているとしても早めに会わせて審議しよう。
「会いたくない。」とお相手が言うのならやめておいた方が無難かも。
結婚しても家に友人を呼ぶことを嫌がる人かもしれない。
早めに親に会いに行く。
結婚を前提に…とか言わなくていい。
「お付き合いさせてもらっている。」と挨拶に行くのだ。
チェックするのは家と親御様。
- 玄関
- 水回り
- 親御様の装い
- 親御様との会話の内容
- 思春期辺りからの子供時代の様子を聞いてくる
- 家族構成を聞いてくる
- 親御様の仕事先を聞いてくる
- 趣味を聞く
- 何を聞かれたかを覚えておこう
お相手の友人・同僚に会いにいく
少しの出費は経費と思って、思い切ってお相手の友人・同僚を食事に誘ってみよう。
嫌がったら終了です。
もしうまく行ったら、会社ではどんな様子かそれとなく聞くこと。
ただ、本当に仲の良い人だったら話を盛ると思います。
大切なのは真偽ではなく、話をしている人の顔とお相手の顔をよーく見ること。
気を使って話しているようなら、その方はリトマス試験紙としては使えません。
別の人に聞いてみましょう。
この工程を省くと割と高い確率で「結婚するんじゃなかった。」となりますね。
まとめ
こうして読んでみると「自分ひとりで考えて選ばない。」という事が大事と分かっていただけたかもしれません。
周辺・親兄弟を観察してみると素性が少しは分かってくるということなんです。
結婚するというのは「家族」になるという事ですから、何か問題が起こると「家族総出で攻撃してくる」可能性を秘めていますし、ピンクフラミンゴみたいな家族だったと知らなかった…って事を避けられるかもしれない。
最悪の想定も一応しておいて「ひととなり」を知る準備はしましょう。
ここまで書くと察しておられるかと思いますが、例の男性の奥様のご家庭は離婚の時に一家で大騒ぎして、彼の身包みを全て剥いでいきました。
元々そのつもりだったのかもしれませんが、今となっては正体は不明です。
何処かの誰かがまた犠牲になる事は避けたい…
そう思って記憶を手繰り寄せ書いてみましたが、いかがだったでしょうか。
幽霊より人間の方がよっぽど私は怖いですね。
大人しそうだからって騙される人のなんと多い事か…(-_-;)