少なくとも無責任ではないのです。
「子供部屋おじさん子供部屋おばさん」は実は幸せな人生を送っておられるのだなと、本気で思うようになりました。
そんな私ですが昔は違ってました、偏見そのものでしたので。
自立出来ない可哀想な人だと思っていました。
でも最近これは違うと、思うようになったのです。
我が家を守っていかれる立派な跡取りそのものなんですよね。
日本を捨てて海外に移住される人が増えている中、日本に定住してくれる人をもっと国は手厚くもてなせばいいと思います。
引きこもりではないのですから、ちゃんと働いておられて、親御様がお亡くなりになった後も生まれ育った家で生活が維持できるわけです。
年老いた親御様の介護の問題を一手に引き受けていってくれる。
大変な重労働です。それを敢えて選択されるのですから素晴らしい身の処し方だと思うようになりました。
国はあてにできない、自分でやるしかないよ?
私も年を取りました。
子供に無茶なレールを引こうとか思わなくなりました。
だから今になって腑に落ちたんです。
実は全ての親にはある種の諦めみたいなものを迎える時期がある。まぁ思うように育たなかったというやつです。
そのタイミングに運悪く子供を追い出せなくなったりして「子供部屋おじさん子供部屋おばさん」が誕生してるような気がします。
人生は一筋縄ではいかない。仕方ない事ですよ。
ただね、親の私が言える事は、これから1人で生きていくのはとっても厳しい時代になるって事実です。
専門職だしキャリアあるし「お金とネットがあれば生きていける」とか思ってないかな?
でもねー…圧倒的な孤独と戦う羽目になりますよ。
拗れてもそれでも1人で生きている人の頑固さとか扱いづらさって半端じゃないですよ。一種の病気みたいなもので。
持病みたいなもん?ですけど、それを抱えると、さっき書いた「圧倒的な孤独」が来ます。白い視線と共に。これを忘れないで欲しいですね。